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天文学・星座に関わるコイン

『NGC Ancients: Astronomy, Part 2』
https://www.ngccoin.com/news/article/13768/ngc-ancients-astronomy-part-2/

古代のコインに描かれた天文学的なテーマについてのシリーズを続け、今回は特に占星術に焦点を当てる。占星術は、天体の位置が人間の運命に影響を与えるという概念であり、現代でも関心を集めている。2022年のYouGovの調査によると、アメリカの成人の約4分の1が占星術を信じている。

ローマ時代までに、12星座はギリシャやバビロニアの影響を受け確立されていた。例えば、ローマ皇帝ゴルディアヌス3世(238-244年)の時代に発行されたペリントスの青銅製メダリオンには、牡羊座(アリエス)を起点に時計回りに12星座が描かれている。これらの星座は、太陽が年間を通じて通過する星座に対応している。

他にも、シドン(フェニキア)の珍しいコインには、ローマ皇帝ヘリオガバルス(218-222年)の肖像とともに、反時計回りの12星座が刻まれている。このコインの中央には、シリア・フェニキアの女神アシュタルテの神聖な石(ベチュリ)を載せた馬車が描かれており、これはヘリオガバルスが崇拝したエラガバル神の影響を示している。

また、アレクサンドリア(エジプト)で発行されたアントニヌス・ピウス(138-161年)の一連の黄道十二宮コインには、牡牛座の金星、双子座のマーキュリー、蟹座の月などが描かれている。これらのコインは、エジプト暦の1,460年周期「ソティック・サイクル」の完了と関連して発行された可能性がある。

他にも、獅子座に対応する太陽、乙女座に対応する水星、天秤座に対応する金星、蠍座に対応する火星、射手座に対応する木星など、各星座に対応する惑星が刻まれたコインが存在する。これらは、ギリシャ神話やローマ神話に由来するものである。

さらに、古代のコインには、星座以外にも天文学的なテーマが描かれたものがある。例えば、アルカディアのオルコメノスで発行されたコインには、アルテミスのニンフであり、大熊座(ウルサ・マイヨル)に変えられたカリストが描かれている。また、ハドリアヌス帝時代の銀貨には、月と7つの星(北斗七星または小熊座の一部と考えられる)が刻まれている。

最も有名な神話のひとつは、英雄ペルセウスがアンドロメダを救う場面であり、これはキリキアのコロピススで発行されたコインに描かれている。アンドロメダの名は、彼女にちなんで名付けられたアンドロメダ座やアンドロメダ銀河にも残っている。

〇古代コインに描かれた天文学的要素

太陽、月、彗星などに関するデザイン
占星術の概念(惑星と12星座の関係)
ローマ時代の占星術とコイン

ゴルディアヌス3世やヘリオガバルスのコインに12星座が刻印
アントニヌス・ピウス時代の黄道十二宮コインシリーズ
天文学的な神話とコイン

カリストと大熊座
ペルセウスとアンドロメダ
ハドリアヌス帝の月と星のデザイン
占星術とコインの歴史的影響

黄道十二宮と各惑星の対応
古代ローマ・ギリシャの占星術の影響