PCGS社コラム:ミュージック・レジェンド ジョージ・マイケル
『Legends of Music: George Michael』
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音楽の伝説家:ジョージ・マイケル
クリケットがイングランドの国技とされる中、1963年6月25日、ロンドン郊外のイースト・フィンチリーでジョージ・マイケル(本名ジョルジオス・キリアコス・パナヨトゥ)が生まれた。父はギリシャ系キプロス人のレストラン経営者、母はイングランド出身のダンサーだった。
少年時代、8歳で頭部にケガを負い、その後虫への興味を失い、代わりに音楽への関心が芽生えた。11歳の時、転校先の学校でアンドリュー・リッジリーと出会い、親友となる。二人は「Executive」というバンドを結成したが、メンバーが次第に脱退し、二人だけのデュオ「Wham!」を結成。何度もレコード会社に断られながらも、知人の新設レーベルと契約し、1982年から1986年にかけて3000万枚のレコードを売り上げた。
1986年にWham!解散後、ジョージはソロ活動に専念。1987年にアルバム『Faith』をリリースし、世界ツアーを行い、アレサ・フランクリンとのデュエットやネルソン・マンデラの70歳記念イベントに出演した。このアルバムは4曲の全米No.1ヒットを生み、2500万枚を売り上げた。
2024年、イングランド王立造幣局より「Music Legends」シリーズの銀貨が発行され、その1オンス・プルーフ銀貨にはジョージの肖像がカラー化されている。肖像は『Faith』の曲に着想を得たデザインで、デザイナーはサンドラ・ディーナ。
1990年にリリースした2作目のアルバム『Listen Without Prejudice Vol. 1』以降、ジョージは名声を嫌い人前に出ることを控え、AIDS啓発、人種隔離反対、世界的飢餓撲滅など人道的活動に注力。自身も若い頃にゲイであることに葛藤し、LGBTQ+コミュニティの支援者としても知られた。
1984年の「Last Christmas」は2023年、2024年にイギリスのチャートで1位を記録。売上は毎年約50万ドルを超え、全額がエチオピア飢餓救済に寄付されている。
残念ながらジョージ・マイケルは2016年12月25日、53歳で亡くなったが、その遺産から毎年250万ドル以上を慈善団体に寄付し続けている。
2023年にはWham!のバンドメイト、リッジリーによってロックの殿堂入りを果たした。リッジリーは「ジョージとの友情は永遠だった」と語っている。
彼の音楽は世界中で愛され続け、まさにスーパー・ノヴァのように輝き続けている。