PCGS社コラム:シルバーイーグルの輝き
『The Silver Eagle Shines』
https://www.pcgs.com/news/the-silver-eagle-shines
『シルバーイーグルの輝き』
アメリカン・シルバーイーグルは1985年7月9日、ロナルド・レーガン大統領が「リバティコイン法」に署名したことで誕生した。当初は、投資家が貴金属の形で資産を保有できる地金型銀貨として構想されたが、1986年に初発行されて以来、その目的を果たすだけでなく、予想以上に収集家に人気のコインとなった。
約40年後の現在、世界で最も人気のある地金型銀貨として累計7億枚近くが販売され、その収集的価値が明確になっている。発行初年からプルーフ版(コレクター向け)が存在し、その後リバースプルーフ、エンハンスト・リバースプルーフ、エンハンスト未使用、バーニッシュ(造幣局ではUncirculated、PCGSではSpecimenと呼称)など多様な仕上げが登場。通常の「地金仕上げ」も広く収集され、PCGSレジストリセットの中心となっている。
魅力はデザイン、希少性、多様性にある。表面はアドルフ・ワインマン作「ウォーキング・リバティ」(1916〜1947年の50セント硬貨)を採用。裏面は1986〜2020年までジョン・マーキャンティの「ヘラルディック・イーグル」、2021年以降はエミリー・ダムストラ作「着地する鷲」(彫刻:マイケル・ガウディオーソ)に変更。中には低ミント数や条件付き希少性(グレード70の少なさ)による高価品や、バラエティ(版違い)も存在する。
●10大注目アメリカン・シルバーイーグル
・1986年 地金型
初年度発行:5,393,005枚
MS69:約23,687枚($110)/MS70:約2,101枚($1,000)
・1994年 地金型
発行:4,227,319枚
ミルクスポット多発でMS70は97枚のみ($11,000)
・1995-W プルーフ
10周年記念ゴールドセット付属(30,125枚)
PR70:約$19,000/PR69:約$3,500
2013年オークションで$86,655落札実績
・1996年 地金型
発行:3,603,386枚(シリーズ最低)
MS70:約300枚($3,750)
・2006-W バーニッシュ
初のバーニッシュ仕様(単品$19.95)
SP69:約$60/SP70:約$225
・2006-P リバースプルーフ
20周年記念3枚セット(25万セット)
PR69SDCAM:約$100/PR70:約$325
・2008-W バーニッシュ(2007年裏面)
「UNITED」のU書体違い(46,318枚)
MS69:約$490/MS70:約$1,200
・2013-W エンハンスト未使用
初の多仕上げ混合(23万5,689セット)
SP69:約$65/SP70:約$90
・2019-S エンハンスト・リバースプルーフ
発行:30,000枚(実際は29,910枚)
PR69:約$1,175/PR70:約$2,450
1995-Wと並ぶキー日付
・2020-W V75プルーフ
第2次大戦終結75周年記念、V75プルーフマーク
発行:75,000枚
PR69:約$350/PR70:約$550