ペー(Peh)家コイン・コレクション、ヘリテージの総額4,210万ドル 香港HKINFオークションで主役に ~張作霖ドルが史上最高額420万ドル超~
『Peh Family Coin Collection Takes Center Stage In Heritage’s $42.1 Million HKINF Auctions』
https://www.pcgs.com/news/peh-family-coin-collection-takes-center
『ペー(Peh)家コイン・コレクション、ヘリテージの総額4,210万ドル 香港HKINFオークションで主役に』
●張作霖(チャン・ツォーリン)ドルが史上最高額420万ドル超でイベントを牽引
ペー・ファミリー・コレクション Part III に含まれる、1927年(民国16年)張作霖 銀製試鋳パターン・ドル(PCGS SP63)は、432万ドルという記録的価格で落札され、2025年12月6〜9日に開催されたヘリテージ・オークションのHKINF ワールド&古代コイン プラチナ・セッションおよびシグネチャー・オークションを牽引しました。このオークション全体の売上は3,952万2,122ドルに達しました。
この金額は、ヘリテージにおけるワールド&古代コイン部門としては、2021年に約4,200万ドルを記録した「パラマウント・コレクション」に次ぐ史上2番目の高額です。さらに、同時開催のHKINF ワールド紙幣 シグネチャー・オークション(261万8,336ドル)を加えると、総売上は4,214万458ドルに達しました。
張作霖ドルの432万ドルという落札額は、
・ヘリテージのワールド&古代コイン部門で史上最高額
・香港におけるオークションで、あらゆるオークションハウスを通じた史上最高額
という二重の記録を打ち立てました。本オークションでは、ペー・ファミリー・コレクションから6点が100万ドル超、79点が10万ドル超の結果を記録しています。
ヘリテージのワールド&古代コイン部門マネージング・ディレクター、カイル・ジョンソン氏は次のように述べています。
「このコインは、中国貨幣学の中でも最高峰のコレクションの一つに属する、まさに壮麗な作品です。好成績は予想していましたが、この傑出したコインとコレクションは、最も楽観的な予想すら超えてきました。」
「今回の結果は、中国貨幣への需要が爆発的に拡大していること、そしてヘリテージが世界のコイン・紙幣市場の頂点に立っていることを明確に示しています。」
張作霖ドルは、現在の中国貨幣市場において、最も注目され、記録を塗り替え続けるコインの一つです。1926〜1928年にかけて「奉天の虎(Mukden Tiger)」として知られる張作霖が天津と北京を掌握していた短期間に、公式デザインは4種類のみ鋳造されましたが、流通用として発行されることはなく、現在ではパターン貨としてのみコレクター市場に存在しています。
●主な高額落札品(ペー・ファミリー・コレクション)
〇宣統三年(1911)大型尾竜 試鋳ドル
PCGS SP64
落札価格:174万ドル
清朝末期の希少なパターンで、PCGS認証6枚中2位評価
〇江南 光緒 試鋳ドル(1897年)
PCGS SP66
落札価格:150万ドル
PCGSトップタイの逸品
〇光緒 金製 試鋳 庫平両(1906年)
PCGS SP64+
落札価格:126万ドル
同年発行分で最高評価
〇貴州 光緒 銀餅ドル(1890年)
PCGS MS61
落札価格:114万ドル
非常に重要だが市場では滅多に見られないタイプ
〇広東 光緒 七三反転 試鋳ドル(1889年)
PCGS SP67
落札価格:114万ドル
中国初期の機械打ち貨幣の代表格
〇段祺瑞 金製 肖像 試鋳ドル(1924年)
PCGS SP64
落札価格:75万ドル
中華民国臨時執政就任記念
●その他の注目ロット
マハル・コレクション(スペイン領・米国統治期フィリピン貨)
1899年 マロロス革命 2センタボス銅貨
PCGS XF40
落札価格:19万2,000ドル
フィリピン史上、最も高額で取引されたコインとみられる
●その他
・1880年 アルフォンソ12世 20センタボス:13万2,000ドル
・1868年 イサベル2世 金2ペソ:12万ドル
・1911-S 米国統治期 ペソ:11万4,000ドル
●プラチナ・セッションの主な結果
・光緒 金製 試鋳 庫平両(1907年):55万2,000ドル
・宣統三年 試鋳ドル(1911年):43万2,000ドル
・貴州 民国17年「自動車」ドル(1928年):36万ドル
※中国近代化の象徴として、知事の自動車を描いた異色デザイン