NGCコンサベーションの事例:銀貨と古いコインに眠る美を引き出す NCS Conservation
※リンク内の写真・画像が今回はとても大事です
『NGC Conservation: Uncovering Beauty in Silver and Old』
https://www.ngccoin.com/news/article/14742/ngc-conservation-december-2025/
『NGCコンサベーション:銀貨と古いコインに眠る美を引き出す』
接着剤やその他の粘着性残留物も、NGCのコンサベーター(保存修復専門家)には通用しません。
Numismatic Guaranty Company(NGC)は、独自のさまざまな技術を用いて、コイン表面に有害な汚染物質を除去し、表面を安定化・保護し、多くの場合でコインの見た目(アイアピール)を向上させています。コンサベーション(保存修復)が行われた後、コインは鑑定され、ケースに封入されます。以下は、最近NGCによって保存修復およびグレーディングが行われたコインの一部です。
〇ドイツ 1851年 6クロイツァー銀貨
長期間にわたる不適切な保管状態は、見た目の悪い残留物を生じさせることがあります。これらの残留物は、コインの金属表面を恒久的に損傷させる原因にもなります。専門的なコンサベーションは、こうした残留物を除去すると同時に、表面損傷の進行を防ぐ助けとなります。
ドイツ・ヴュルテンベルク州で発行された1851年の銀製6クロイツァーは、暗く鈍い残留物と盛り上がった異物を除去するためにNGCへ提出されました。NGCの専門家は、これらの見苦しい残留物を安全に除去する技術を確立しています。除去が成功したことで、このコインは本来の輝きを取り戻し、良好なグレードを獲得することができました。
〇ドイツ 1906A年 1マルク銀貨
接着剤は、コイン表面に残留物を生じさせる大きな原因となります。この1906A年のドイツ1マルク銀貨は、表面全体を覆う黄ばんだ粘着性残留物の除去を目的に提出されました。
このような粘着性残留物は、保管時にコインを台紙に貼り付けるために使われた接着剤が原因であることが多く、深刻な表面損傷につながる恐れがあります。幸いにも、NGCのコンサベーターは、その下にある明るい銀表面を損なうことなく残留物を除去することに成功しました。修復後、このコインも良好な評価を得ました。
〇オーストリア 1603年 ターラー銀貨
初期の大型銀貨は、長期の不適切な保管によって、表面を覆い隠すさまざまな特殊な残留物が生じることがあります。この1603年のオーストリア・ターラー銀貨は、「ダラー」という名称の語源にもなった大型銀貨で、特に表面(オブバース)の銘文部分に重い不透明な灰色残留物が発生していました。
NGCのコンサベーターは、400年以上前に作られたこのような古いコインであっても、元来の色調を保ちながら残留物に対処する技術を確立しています。専門的なコンサベーションの結果、このコインも良好なグレードを得ることができました。