PCGS社コラム 銀価格の押し目でコインを買うという選択
『Turning To Coins When Buying The Dips On Silver Prices』
https://www.pcgs.com/news/turning-to-coins-when-buying-the
『銀価格の押し目でコインを買うという選択』
銀地金の価格が買い時に見える局面で銀貨を購入することは、収集家兼投資家が実用的な投資ポートフォリオを構築するうえで大いに役立ちます。また、複数の再販市場での流動性を確保できるコインを取得することにもつながります。ここに掲載されている2020年バスケットボール殿堂銀貨は、投資家、貨幣収集家、そしてスポーツなどのニッチな関心を持つファンにとって再販の可能性を備えたコインの一例です。
投資の世界で「buy the dips(押し目買い)」という言葉を聞いたことはありますか?
押し目買いとは、銀貨のような貴金属資産を、商品価格が一時的に下落していると見られる局面で購入することを意味します。必ずしも数か月や数年の最安値である必要はなく、たとえば活発な市場の中で過去最高値から一時的に下がり、数週間ぶりに一定のドル価格を下回ったような場面でも当てはまります。つまり、価格が比較的軟調なうちに動く好機になり得るのです。
なぜこれは銀を買いたい人にとって有利な戦略なのでしょうか。
それは、銀価格が再び上昇する前の調整局面で、銀投資に参入したりポートフォリオを増やしたりする機会を得られるからです。なお、本情報は投資助言ではなく、投資判断は自身の判断または専門の金融アドバイザーの助言に基づいて行うべきである点に留意してください。
銀貨は一般に銀の純度が高いため、地金投資家によって頻繁に売買されています。銀投資目的で購入される銀貨の純度は低いものでは35%や40%程度のものもありますが、多くのポートフォリオでは80%、90%、92.5%、または.999といった純度のものが主流です。
これらの純度帯に該当する人気コインには、1940年代のジェファーソン「ウォー・ニッケル」(銀35%)、1965~1970年のケネディ・ハーフダラー(銀40%)、1968年以前のカナダ銀貨(銀80%)、スターリング銀(92.5%)の英国硬貨、そして純度.999以上の現代地金・記念銀貨などがあります。
押し目で銀貨を買うことには多くの利点がありますが、その前に、インゴット(延べ棒)やラウンドと比べた銀貨購入の欠点にも触れておきましょう。
第一に、コインは一般にスポット価格に対する貨幣的プレミアムがインゴットやラウンドより高くなりがちです。そのため、同じ重量当たりではコインの方が購入コストが高くなる可能性があります。
第二に、コインは小売需要が非常に強いことが多く、売却時には有利ですが、購入時、特に市場が過熱している局面では希望のタイミングで入手しにくくなることがあります。
一方で、銀貨購入の利点は数多くあります。優れた流動性、(金属重量ベースで見た場合の)インゴットやラウンドより高い再販価値、そして政府造幣局による純度保証などです。
さらに覚えておきたい点として、PCGSによる鑑定を受ければ、銀投資に対する保護と安心感が高まります。また、銀貨は再販市場が複数存在し、地金市場、貨幣収集市場、そしてスポーツやスーパーヒーロー、著名人などテーマ性を持つ現代コインでは特にニッチ市場にも対応できるという特徴があります。